本文
青空美術館作品紹介(南溟館)
作品名をクリックすると、位置情報のページが表示されます。
枕崎 この地に生きる~大切な命~
作者/福元修一(鹿児島県)ほか共同制作者108名
作品の紹介/全長2.8mにも及ぶこの立体作品は、2019年に枕崎市制施行70周年を記念して制作されたアートストリート「青空美術館」の立体作品100基目の作品である。船をイメージした白御影石の上にはさまざまな国から集められた70種類の御影石の球体が並ぶ。共同制作者は70組総勢108名の市民である。
<枕崎市制施行70周年記念アートストリート「青空美術館」100基目立体作品>
天の魚
作者/赤塚昌俊(埼玉県)
作品の紹介/天から舞い降りる魚(うお)。私が彫刻を創りながらずっと考えていたのは,創られた「モノ(作品)」は誰に創られたものでも良いのであって,作者の名前など作品には関係ないのではないかと考える。「モノ」の無名性あるいは匿名性。またその価値は,それが生まれた瞬間には等価ではないかということだ。
<第1回風の芸術展大賞作品>
風の母子像
作者/鈴木宏幸(東京都)
作品の紹介/母が子を抱擁している様子をモチーフにした。私は人間の奥底にある,どうしても認めるわけにはいかない吐き気がするようなものから目をそらさずに,それでも彫刻はぎりぎりのところで人間を肯定するものであってほしいと思います。
<第2回風の芸術展準大賞作品>
風の帆
作者/松永 勉(徳島県)
作品の紹介/繁った森の中を歩くと,なぜか心が和む。自然の息吹が気持ちいい。緑の多い風景は潤いがあり心が癒される。万物の生気が漂う森は,光と風と水の創りだす“生命”の空間である。ステンレスの造形は,その豊かな光と風と水をイメージし制作した。
<第1回風の芸術展準大賞作品>
Passage ‘91-6(光と風のボルダリングストーン)
作者/櫻井壽人(愛知県)
作品の紹介/石をいくつかに分割し,組み直す。これは過去を見つめ直すための行為です。現在から過去の中にいる己を透して,未来に何が見えるだろう。石と対話してみてください。
<第2回風の芸術展大賞作品>
響きのはじまり
作者/水田勢二(兵庫県)
作品の紹介/石を分割し,円形に集積。それぞれ空洞を施す。枕崎に吹く風が空洞を通る時,この作品から心地よい音(響き)が聞こえてほしい。
<第3回風の芸術展大賞作品>
月の詩(うた)
作者/小野寺 武(兵庫県)
作品の紹介/「詩的」をテーマに制作。月の変わりゆく形を配しながら,あえて鋳造後で不用となる補強材もあえて残してみた。創造の新たな可能性を見出したい。
<第3回風の芸術展準大賞作品>
スタンディングベースA(風はここより東へ向かう)
作者/大島 明(埼玉県)
作品の紹介/この作品が設置されるとき,枕崎の環境的特性や周辺作品との関係性において,さらに美術館としての空間の魅力を高められるよう,役割をになう一つの要素として位置づけてほしい。風はここ枕崎から。
<第1回風の芸術展佳作賞作品>
生命の記憶
作者/長谷川政弘(京都府)
作品の紹介/生命のモデルとして制作。台座や柱部を鏡面にすることにより,生命体の実像と虚像を表現できたらと思い制作した。
<第5回風の芸術展準大賞作品>
どれどれ
作者/宮薗広幸(鹿児島県)
作品の紹介/青年海外協力隊としてザンビアに2年間滞在した際,そこで見た「アリ隊」がモチーフとなっている。題名は人を引き付けられるよう,出来あがった瞬間に自分が形から感じた「音」を題名にしている。
<第6回風の芸術展準大賞作品>
南の風にのって
作者/土井宏二(石川県)
作品の紹介/台座には枕崎の街並みが広がる。大きな風,雲,光がやがて枕崎のまちにふりそそぎ,それは恵みのものとなる。遠い石川県のアトリエで制作しながら,そんな物語を考えた。
<第6回風の芸術展大賞作品>