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青空美術館作品紹介(中央通り・中央通り東)
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Metamorphosis~ひらかれた角柱~
作者/山崎哲郎(東京都)
作品の紹介/面の始まりと終わりを反転させることで,閉ざされた角柱から風が通り抜けるような新しい空間が生まれます。作品名の「Metamorphosis」は,蛹が蝶へ変化するような大きな様子の変化を意味します。
凛
作者/花田俊彦(愛知県)
作品の紹介/黒御影という素材で存在感を出し,輪の形にすることで“優しさ”“ 勇ましさ”“凛々しさ”を表現した。作品の高さは,観る人に圧迫感がないように配慮した。
Fantasia’s Ark
作者/アキホ タタ(香川県)
作品の紹介/「幻想的な箱舟」。“割り戻し技法”で制作している。石は化石を意味し,石には昔の記憶が閉じ込められている。割った後,再び記憶を閉じ込め直す。過去と未来を行き来する装置のイメージで制作した。
傷つきやすい現代人
作者/居上真人(徳島県)
作品の紹介/複雑化した現代社会の中,「傷つきやすい」人々の心を,内面,外面から形象化してみた。
時間軸―N―
作者/原 透(神奈川県)
作品の紹介/「時間」をテーマに制作。時間が持つエネルギーを視覚化した。「石」は膨大な時間を蓄積している素材。曲がった形は,固い石を柔らかく表現したのではなく,「時間のうねり」を表現している。
神話2012
作者/杉崎正則(宮城県)
作品の紹介/「変容する身体」が近年のテーマ。「女性と男性の身体性」への常識的な見解を,両性具有の身体の作品を,見た実感をもとに再確認し,「二つの物事を隔てる境界線の存在の意味」を再考するという試み。
星の実
作者/森藤繁治(長野県)
作品の紹介/コンセプトは「未来への実りを希う」。枕崎に住む人々と親しく触れあってくれることを希ってやみません。
水の大地
作者/児玉士洋(東京都)
作品の紹介/「水」と「風」をテーマに制作した。ステンレスは無機的な素材で「文明」を象徴。無機的・幾何学的なものと,有機的なものの出会いを融合させ,自然と文明との関わりも表現した。
雲水
作者/田中正弘(埼玉県)
作品の紹介/タイトルの「雲水」は行雲流水の語に由来。行く雲,流れる水のように執着のない自由な禅の境地を得ること。網代傘をかぶり,道を求める修行僧を配した。
枯木も山の賑い
作者/田中 毅(埼玉県)
作品の紹介/横たわる枯木の中から,虫が出てきた。枯木の皮を体にいっぱい付けている。枯木の中にはいろいろおいしいものがあるようだ。いつも枯木の中で暮らしているせいか,樹肌の鎧を着て,頑丈に見えるが重たそう。
イ・キ・モ・ノ(to be Watched)
作者/田中伸季(石川県)
作品の紹介/「見張り番」のニュアンスで制作。できるだけ可愛らしいキャラクターとした。
太古への想い
作者/川村秀彦(鹿児島県)
作品の紹介/太古には,文明が発達しておらず,灯りが無い夜は,真の闇であった。闇は人に恐怖を与えるが,そんな見えない先にいろんな想像力(想像力)を働かせ,それが研ぎ澄まされた感性となり,いろんな文化を潰している。形状は,「強さ」を形にしようと,細胞分裂からヒントを得た。目とも思える2つの穴は,真の「闇」を表現しようと,あえて色を着けず,真っ暗な空洞とした。
古跡
作者/日高 定光(広島県)
作品の紹介/古代遺跡を抽象化して制作。転がっている石は遊び心。また新しい世界が広がっていく。
Spiral tripod
作者/松本憲宜(東京都)
作品の紹介/螺旋の形状は,染色体構造や,台風や竜巻などのように,「情報」や「エネルギー」の集合体を示す。三脚(トライポッド)としたのは,物体が起き上がるものとして,一番単純な構造と考え制作した。
銀河―月―2
作者/織田啓介(静岡県)
作品の紹介/中央に月のシルエットを模り,下方には無数に広がる星の煌めきを,細かく彫ることで表現した。
闇夜の光
作者/平田隆宏(愛知県)
作品の紹介/「鏃(やじり)」がモチーフ。自分への戒めの意味も込めて制作。黒御影石を素材にして,闇夜の中に差し込む光を構成的に表現した。
凹六面体
作者/八田 隆(鹿児島県)
作品の紹介/枕崎に吹く南風,また歴史をつくってきた風土,人間の寛大さ,柔軟性をテーマに制作した。
風サエ吹キスギル 枕崎
作者/中山敬章(大阪府)
作品の紹介/「風サエ吹キスギル」シリーズとして制作。枕崎の風土,そこに住む人々の温かさ,枕崎に吹き渡る風を感じながら制作した。
月光
作者/福元修一(鹿児島県)
作品の紹介/月の光が差し込んでいる。石肌には,月の光が,水面にゆらめいているイメージを取り入れた。