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城山の梵鐘(しろやまのぼんしょう)
印刷用ページを表示する掲載日:2017年3月30日更新
城山の梵鐘(しろやまのぼんしょう)
昔,坊津一乗院の梵鐘を,明治2年廃仏毀釈の時,南方郷戸長扱所(役場)に運んで,報時鐘としました。
当時鹿籠と坊泊をもって南方郷とし,その役所が鹿籠の桜之城跡にありました。
人夫80人をもって城山に運んだといいます。
明治10年,西南戦争の際薩軍に運ばれて兵器に変わりましたが,同12年大阪に発注して原型を模して鋳造しました。
費用80円,運賃7円50銭を要しました。村内の各戸から2銭5厘ずつを拠出したといいます。
明治12年5月11日から撞き始め,昭和3年枕崎にサイレンができるまで,村民に時を報せました。
指定日
平成7年8月7日