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枕崎市男女共同参画推進条例を制定しました
枕崎市では、これまで、男女共同参画社会の実現に向けて、さまざまな取組を進めてきました。しかし、性別による固定的な役割分担意識や、それに基づく社会通念や慣行は根強く残っており、現在においてもまだまだ課題が残されています。また、人口減少や少子高齢化など社会情勢の変化に対応し、活力ある枕崎市を築くためには、性別に関わらずすべての人がお互いの人権を尊重しつつ、共に責任を分かち合い、個性と能力を十分に発揮できる男女共同参画社会の実現が強く求められています。
このようなことから、市民、事業者等の皆さんと連携し協力して、男女共同参画社会を実現するための取り組みを総合的かつ計画的に推進するために、枕崎市男女共同参画推進条例を制定しました。(令和3年4月1日施行)
男女共同参画社会とは
男女共同参画社会とは、「性別にかかわらずすべての人が、個人として尊重され、さまざまな分野で個性や能力を十分に発揮して、責任を分かち合う社会をいいます。
条例の主な内容
男女共同参画を推進するための7つの基本的な考え方
(1)男女の人権の尊重
性別に関わりなくすべての人が、個人としての人権が尊重され、一人ひとりの能力を発揮できる機会が確保されるようにしましょう。
(2)社会における制度または慣行についての配慮
性別による固定的な役割分担意識にとらわれず、さまざまな活動ができるよう、社会の制度や慣行のあり方を考えましょう。
(3)政策等への立案・決定への共同参画
すべての人が、社会の対等なパートナーとして、さまざまな分野で、方針の立案・決定に共同して参画できるようにしましょう。
(4)家庭生活における活動と他の活動の両立
家族がお互いの協力と社会の支援によって、子育てや介護など家庭生活における役割を果たしながら、職場や地域などでの活動が行えるようにしましょう。
(5)性と生殖についての健康・権利の尊重
性について理解を深め、妊娠や出産などに関する個人の意思が尊重され、生涯を通じて健康に生活できるようにしましょう。
(6)教育や学習の場における男女共同参画の推進
さまざまな分野における教育や学習の場において、男女共同参画の重要性が認識されるよう配慮しましょう。
(7)国際的協調
国際社会との協調のもとに、男女共同参画を推進しましょう。
男女共同参画を阻害する行為の禁止
・ 家庭、職場、学校、地域など社会のあらゆる分野において、性別による差別的取扱い、セクシュアル・ハラスメント、ドメスティック・バイオレンス(DV)などをしてはいけません。
・ ポスターや広告物など公衆に表示する情報には、性別による固定的な役割分担意識を助長する表現や過度の性的な表現を行わないようにしましょう。
市、市民、事業者等、みんなで男女共同参画社会づくりに取り組みましょう!