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東日本大震災の最大の教訓は、災害に対する備えは起きてしまってからでは遅いということです。そして地震が発生したとき、被害を最小限におさえるためには1人ひとりが冷静かつ適切に行動することが重要です。
そのためには、過去の地震災害を自分事としてとらえて、自分や家族の身の安全確保に関することや非常持ち出し品の事前準備などについて、ご家庭で取組むことが大切です。
いつ起こるか分からない地震などの災害に対し、どのような備えが必要なのかを過去の災害の教訓から学び、事前に備えておくことが「いのち」を守ることになります。
それでは、日常の備えについて取組む事項をご紹介します。
地震の時には、まず自分の身の安全確保を第一に考え、また家族が慌てず落ち着いて行動できるよう、日頃から話し合い、情報を共有しておきましょう。
○ 地震はいつ起こるかわかりません。時間帯によって誰が在宅しているかなど様々なケースを想定し、次のことを話し合っておきましょう。
・住宅の耐震化や家具の転倒防止対策は十分か
・家の中でどこが安全か
・非常持ち出し袋はどこに置いてあるか
○ 津波避難については、安全な高台に避難する必要がありますので、避難経路や避難場所についても話し合っておきましょう。
○ 住所、氏名、連絡先や血液型などの自分の情報を記載した避難カードを作成し、普段から携帯しましょう。
○ 防災ハザードマップなどを参考に、地域の危険な場所を把握しておきましょう。
枕崎市総合防災マップ
https://www.city.makurazaki.lg.jp/site/bousai/15080.html
家族が離ればなれで被災した時のことを考えて、お互いの安否の確認手段を考えておきましょう。
○ 家族が離ればなれで被災した場合、自分の身の安全が確保できたら、次は家族の安否を確認しましょう。
○ 被災地では、連絡手段が限られています。NTTの「災害用伝言ダイヤル171」や、携帯電話の「災害用伝言板」などの使い方を家族みんなで覚えておきましょう。
災害用伝言ダイヤル171(NTT西日本)
https://www.ntt-west.co.jp/dengon/<外部リンク>
災害用伝言板web171(NTT西日本)
https://www.ntt-west.co.jp/dengon/web171/<外部リンク>
地震が発生すると普段どおりの生活ができなくなることが考えられます。数日間生活できるだけの水や食料品などの『備蓄品』を備えておきましょう。地震の被害によっては、避難を余儀なくされることもあります。避難するときに持ち出す『非常持ち出し品』を常備しておきましょう。
○ 支援物資が届くまで時間がかかる可能性があることを考慮し、最低3日間(できれば1週間分)の飲料水や食料品などを備蓄しておきましょう。
○ 備蓄品は、家族構成、住居や地域の特性によって必要となるものは異なります。自分や家族にとって本当に必要なものを考えて準備しておきましょう。
○ 備蓄品は、家族、地域の状況や賞味期限などを考慮しながら、定期的にチェックし、必要に応じて入れ替えましょう。
○ 非常持ち出し品として、飲料水、食料品、救急用品、マスク、懐中電灯など避難生活に最低限必要なものを準備しておきましょう。
○ 非常持ち出し品は、玄関や寝室など持ち出しやすいところに置いておき、すぐに持ち出せるようにしておきましょう。リュックサックなどに入れておけば、持ち出したときに両手が使えて便利です。
地震に備え、避難訓練などの地域の防災活動に参加しましょう。
○ 地震発生時に、初期消火や救出救助活動を行うには、日頃からの訓練が大切です。
○ 9月1日は防災の日で、この日を含む1週間は防災週間となっており、各地域で防災訓練等が行われていますので、積極的に参加しましょう。
○ 災害時における正しい知識と心構えを身につけるため、日頃から地域の防災活動に参加するなど、地域とのつながりや協力しあう体制を築いておきましょう。
地震に備える10のポイント
消防庁防災マニュアル -震災対策啓発資料-
https://www.fdma.go.jp/relocation/bousai_manual/index.html<外部リンク>