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心筋梗塞や不整脈といった心疾患による突然死には、心室細動(心臓が小刻みに震えるだけで血液ポンプとしての機能を失った状態)などによる心停止が大きく関与しているといわれています。「自動対外式除細動器」(Automated External Defibrillator:以下AED)は、こうした傷病者の心室細動を電気ショックによって除去し(除細動)、心臓を正常な状態に戻します。
AEDは救急現場で一般市民が使用できるように設計されています。コンピュータが自動的に傷病者の心電図を解析して除細動の必要性を判断、音声メッセージで必要な処置を指示してくれます。
心臓が停止すると、4分以内に脳障害が発生します。心肺蘇生法(人工呼吸と心臓マッサージ)は血流を確保して脳障害の発生を遅らせますが、心臓のポンプ機能を正常に戻すためには除細動が不可欠です。
傷病者の蘇生・社会復帰の確率を高めるには、心停止から5分以内の除細動実施が必要とされています。
迅速な除細動の実施は、「救命の連鎖」を支える輪(行動)のひとつです。